カメノドットコム
Debian大好きでメインで節操ない感じ。
GMOもわりと好き。
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Postfixのダウンロードとインストール

Postfix もソースからインストールします。
最終目標は Dovecot SASL で SMTP認証 させて、バーチャルメールユーザでバーチャルメールボックスを使用することとします。

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必要なユーザを作成する

Postfix は「postfix」「postdrop」というふたつのユーザを必要とします。
gid と uid は重複してなければ何でもいいです。

$ sudo groupadd -g 587 postfix
$ sudo groupadd -g 588 postdrop
$ sudo useradd -g 587 -u 587 -d /nonexistent -s /usr/sbin/nologin postfix
$ sudo useradd -g 588 -u 588 -d /nonexistent -s /usr/sbin/nologin postdrop

ソースをダウンロードしてインストールする

Postfix だけはデフォルトの場所にインストールします。
以前、インストールパスを変更したら大惨事になりましたので。
qmail が 64bit に正式対応してたらいいのになー。

Postfix Source Code から Past stable releases (still supported) の最新版をダウンロードします。
「experimental release」は実験的要素が含まれていますので、チャレンジャーな方はそちらを選択してください。
Postfix Documentation を参考にインストールを進めます。
また、メールアドレスに Unicode を使えるようにする拡張(SMTPUTF8)を導入してみます。日本語ドメインを使用する場合は必要になります。
ドキュメントは メールアドレスの国際化 にあります。
SMTPUTF8 には ICU が必要になります。ICU - International Components for Unicode から ICU の最新版をダウンロードします。

先に必要となるパッケージをインストールします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install libdb-dev g++

適当な作業用ディレクトリを掘って、必要なソースをダウンロードして作業します。
先に ICU からインストールします。

$ wget http://download.icu-project.org/files/icu4c/60.2/icu4c-60_2-src.tgz
$ wget ftp://ftp.riken.jp/net/postfix/postfix-release/official/postfix-3.2.5.tar.gz
$ tar zxfv icu4c-60_2-src.tgz
$ cd icu/source
$ ./runConfigureICU Linux
$ make
$ sudo make install
$ sudo ldconfig

Postfix をインストールします。
「Dovecot SASL」と「SSL/TLS」のサポートを有効にして make makefiles を行います。

$ wget ftp://ftp.riken.jp/net/postfix/postfix-release/official/postfix-3.2.5.tar.gz
$ tar zxfv postfix-3.2.5.tar.gz
$ cd postfix-3.2.5
$ make tidy
$ make makefiles CCARGS='-DUSE_TLS -DUSE_SASL_AUTH -DDEF_SERVER_SASL_TYPE=\"dovecot\"' AUXLIBS="-lssl -lcrypto"
$ make
$ sudo make install

既に Postfix をインストールしていて、アップグレードする場合は make install ではなく make upgrade を行います。
インストール中に色々と聞かれますが、全て Enter でデフォルトのままにしておきます。

最低限の設定をする

SMTP-AUTH や SSL/TLS などは後ほど改めて設定します。
まずは最低限の設定を行います。

$ sudo cp /etc/postfix/main.cf /etc/postfix/main.cf.orig
$ sudo vi /etc/postfix/main.cf
# メールサーバのホストとドメイン
myhostname = mail.example.com
mydomain = example.com
# メールアドレスの@より右
myorigin = $mydomain

# Postfix が受け付けるネットワーク
inet_interfaces = all
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, $mydomain

# 転送を受け付けるのは自分のみ
mynetworks_style = host

# インターネットに直接配送
relayhost =

# Mildir形式を使用する(スラッシュを忘れずに)
home_mailbox = Maildir/

# サーバの応答メッセージから情報を隠す
smtpd_banner = $mydomain ESMTP

# 使用するIPアドレスのプロトコル
# IPv4 のみに限定する場合
inet_protocols = ipv4
# IPv6 のみに限定する場合
inet_protocols = ipv6
# 全てのプロトコルを使用する場合
inet_protocols = all

# アカウント存在確認を拒否
disable_vrfy_command = yes

# smtputf8を有効にする場合
smtputf8_enable = yes
# smtputf8を無効にする場合
smtputf8_enable = no

以上で Postfix のインストールと最低限の設定は終了となります。

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